去る9月26日から28日の三日間、福岡市立壱岐中学校二年生の5名の生徒が、
九州交響楽団に職場体験学習に訪れました!
リハーサルの準備や広報業務、演奏会本番後の後片付けまでを体験した三日間のレポートはまた後日UPします。まず第1弾、彼らが広報業務のひとつとして作成した「10月の定期演奏会の聴きどころ」をどうぞお読みください。
この曲は、軽快なリズムで全体が演奏する所から始まります。途中、クラリネットのソロがあって、流れのよい場面です。この辺りでは、細かい音符が目立ちます。
しばらく続いた後、静かな場面に変わります。美しいホルンのハーモニが心をなごませてくれます。
間に出てくるイングリッシュホルンのソロが心にしみてきます。フルートが音階を続けて吹いて静かな部分が終わります。
冒頭のメロディが変調して再び出てきます。途中のクラリネットのソロがヴァイオリンに交代して、また違った楽しさがあります。
それから、金管によるファンファーレがあり、ヴァイオリンのソロにつながります。6/8拍子になり、フルート&クラリネットのソロに続き、オーボエ、そしてハープでの美しいソロにつながります。
その後、壮大な激しい曲想になり、急ぐように曲が流れてゆきます。ヴァイオリンと木管楽器の入りまじったメロディがあり、規模がさらに大きくなってゆきます。
すると突然、花畑を思い浮かばせるような軽快な旋律が流れて、心を落ちつかせます。
そして急激に曲が前へ前へ進み、3/4の速いテンポで進みます。
クライマックスはさらにテンポが速くなり、一気に終わりへ向かい、気持ちよく終わります。
ここまで大まかに説明しましたが、やはり実際に聴かなければこの曲や九響のすごさは分からないと思います。
ですから是非、10月22日、アクロス福岡へお越し下さい。(福岡市立壱岐中学校2年 T.I)
この曲は大きく分けて2つの部分からできています。最初は、ゆっくりしたハ長調の3拍子で始まるハープと弦楽の響きのうえにクラリネットの独奏が入ります。後半はクラリネットの多彩な音色を生かした、ジャズやラテン風の音楽がたくさんあり、何度きいても印象に残る音楽です。
クラリネットの美しい響きのソロと弦楽器・ピアノのきれいなハーモニーをどうぞお楽しみください。
楽器編成は、ピアノ、ハープ、ファーストバイオリン、セカンドバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、そしてタラス・デムチシンさんのクラリネット(独奏)です。(福岡市立壱岐中学校2年 Y.Y)
コープランドのクラリネット協奏曲で私が好きな所は、ゆっくり始まるハープと弦の響きの上にクラリネットのメロディがうっすらなめらかに入ってくるところと、第2楽章のいきなり雰囲気がガラっと変わってクラリネットの連符で弦楽器の連符に移り変わってゆくところです。
第1楽章はゆっくり表現豊かに(Slowly and expressively)、第2楽章は速めに(Rather fast) 聴いていると雰囲気がガラっと変わります。
ハーモニーがとてもきれいで、心がなごむ作品ですのでどうぞ楽しんでお聴きください。
(福岡市立壱岐中学校2年 N.T)
この曲はトランペットのかっこいいファンファーレから始まります。そして独特なメロディーのクラリネットのソロが入ります。それに引き続き、フルートのキラキラとした、優しくてきれいなソロがあります。終わりには、ファゴットの美しい音色が響きわたります。
次の場面では、ピッコロのトリルが間に入り、雰囲気を引き出してくれます。そして、途中からオーボエのソロがあります。オーボエの独特な音色がホールに響きわたります。そして、ファゴットがポンポンと楽しくなるようなソロがあります。
この曲はとてもソロが多いので聴きどころ満載です。なので、楽しんでお聴き下さい。
(福岡市立壱岐中学校2年 S.E & K.T)