第350回定期演奏会 || 公益財団法人九州交響楽団 -The Kyushu Symphony Orchestra-

開催日	2016年7月2日（土）午後3時開演
チケット販売日	一般：4月14日（木）［会員先行：4月4日］
会場	アクロス福岡シンフォニーホール

2014年4月に彗星のごとく日本デビューしたルスティオーニが再び九響の指揮に立ちます。来秋、30代でリヨン国立歌劇場の音楽監督に就任することが決まり、各地で注目を浴びているルスティオーニが今回とり上げるのは、ロシア・プログラム。ロシアで研鑽を積んだルスティオーニのお気に入りのプログラムです。
　メインのラフマニノフ交響曲第3番は、ラフマニノフがアメリカに移住後に作曲されました。ロシアの旋律も随所に聴かれ、望郷の思いも垣間みられる作品です。
　ムソルグスキー「禿げ山の一夜」は、リムスキー＝コルサコフの編曲が一般的に知られています。映画「ファンタジア」で使われた編曲も有名です。（映画で登場した名指揮者ストコフスキー自らが編曲しています。）この２つの編曲が人気を得て、今回演奏する原典版は取り残されていましたが、近年、指揮者のクラウディオ・アバドが録音したことで、今日ではしばしば演奏されるようになりました。
　第2次世界大戦後に作曲されたショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲は、大編成のオーケストラをバックにした名作です。ヴァイオリン・ソロには、名門レコード会社グラモフォンとの契約で一躍有名になったフランチェスカ・デゴが初登場します。お楽しみに！

曲目	ムソルグスキー／交響詩「はげ山の一夜」（原典版）ショスタコーヴィチ／ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調作品77 ラフマニノフ／交響曲第3番イ短調作品44
出演	指揮ダニエーレ・ルスティオーニヴァイオリンフランチェスカ・デゴ
ロビーコンサート ♪ビゼー（トーマス・ミフネ編曲）／カルメン組曲（５つのチェロのための）チェロ：長谷川彰子、重松恵子、宮田浩久、鈴木淳、石原まり ♪A Song For JAPAN トロンボーン：髙井郁花、山下秀樹　バス・トロンボーン：鈴木崇弘（客演）テューバ：鈴木浩二
タイアップ九響プレトーク#15（アクロス福岡情報誌 ACROS 6月号）