九州交響楽団桂冠指揮者の秋山和慶氏が、2025年1月26日に肺炎のためご逝去されました。享年84歳。
1月23日に引退を表明され、治療に専念されるということで、一日も早いご回復を楽団一同心より願っていた折、突然の訃報に悲しみが絶えません。
秋山氏におかれましては、当団が創立50年事業を終えた直後の2004年4月にミュージック・アドバイザー兼首席指揮者をお引き受けいただき、2013年4月からは桂冠指揮者として、これまで20年にのぼる長きに亘り当団の発展のために多大なるご功績を賜りました。
主催演奏会のご出演だけでも66回を数え、当団で数多くの名演を残されました。最後の演奏会となった2023年9月の第415回定期演奏会では渾身のブルックナー交響曲第9番で正に後期ロマン派の真髄をみせていただきました。私たち九響は秋山氏から頂戴したたくさんの財産を大切に伝承していきながら、これからも精進して参ります。
ご生前のご功績を偲び、楽団一同、心からの感謝と共に、謹んで哀悼の意を表します。
2025年1月28日
九州交響楽団